これがCantomが投資経験から学んだ教訓です!
こんにちはCantomです!
Cantom Investment Strategyでは経済サイクルに合わせた投資戦略を練っていますが、専門用語もチラホラとあり少しとっつきにくい内容が多いかもしれないため、何回かに分けて投資初心者向けのガイドを書いていきたいと思います。
投資を始める時には殆どの人が「1億円以上を稼いでやるぞ!」と夢を見ながらスタートを切りますが、なかなかうまく行かず挫折をしてしまうことが多いのが現実です。実は僕も駆け出しの頃にFXで数百万円の損失を出したことがあり失敗が続くことがありました。色々な失敗を重ねて、勉強をし続けて、分析手法を研究したり開発して今に至っています。
そんな僕の経験からくる教訓を皆さんと共有したいと思います。
Contents
1. 勉強熱心であること
自分の投資スタイルに必要な技術や知識を身に付ける勉強熱心さは必須だと思います。例えば一日の中で何回も取引を行うデイトレーダーであれば経済指標の影響やテクニカルチャート分析の知識が必須です。Cantomのように中長期の市場トレンドを把握して、それぞれの状況で有利な対象に中心的に投資をするなら、中央銀行の金融政策や金利と各マーケットの関係性などを学んでいくことが必要です。
色々なタイプの投資家がいるので自分の目指すタイプに合わせた技術を身に付けることが大切だと思います。ちなみにCantom Investment Strategyでは基本的に長期投資の効果を最適化する戦略を立てることを目標にしています。
勉強熱心であることの大切さについては、「投資初心者必見!勉強熱心な投資家になるためのステップバイステップガイド」という記事にまとめてみました。参考にしてみてください。
2. 損切りのルールを決めておくこと
相場の値動きは時に理不尽で本当に暴力的です。生き残るためには損切りのルールを決めておくことは絶対に大切です。例えば自分が保有する銘柄が上昇トレンドの後に急落した時にいつか戻ってくるだろうと安易に考えてはいけません。投資の世界では1年で価格が10分の1になる事なんて当たり前にあることです。そしてその下落が止まらず最終的にゼロになる事だってあります。「サポートラインを切ったら損切りしよう」のようにルールに従って淡々とポジションを整理することが大切です。
損切りルールについては、「投資で勝つための必須ルール!損切りがもたらす成功の秘訣とは?」という記事にまとめてみました。参考にしてみてください。
3. 大物を狙いすぎないこと
投資を始めるとどうしても一回の取引で10倍になるテンバガーに期待を膨らませてしまう事があります。しかし投資した銘柄が10倍になることは分からないですし、仮にそうなったとしても10年20年と待ち続けることが最善とは限りません。場合によっては途中で大失速して損失に転じてしまう事もあります。大きな利益を追いかけすぎると判断が鈍くなってしまうことがあります。正しい判断ができないことで別の素晴らしい投資のチャンスを逃してしまっては意味がありません。
4. 複利効果の凄さを知っておくこと
上の大物を狙いすぎないことに通じるものですが小さな利益でも積み重ねると複利効果でとんでもない利益率になります。例えば毎週2%の利益を取れたとします。これが52週間続くと原資は約2.8倍になります。これが104週間だと7.84倍といった計算になります。もちろん毎回勝ち続けることは難しいですが、投資銘柄によっては1週間で10%程度取れる事も珍しくはないため、コツコツと続けていくのが大切です。
複利効果は本当に凄いですよ。「複利効果を活かしてコツコツと利益を積み上げよう!一回で大きな利益を狙うよりも長期的な投資がもたらすメリット」でまとめています。
5. 変化を恐れないこと
市場は常に動いているため投資家は素早く柔軟な判断が必要な場面が少なくありません。大きな出来事が起きた場合はシナリオを書き換えて、当初の方針とは全く逆の行動ができることも大切だと思います。この時に大事なのは、どうして判断を変えたのかがハッキリしている事だと思います。
6. 感情的にならないこと
感情的になってしまうと自分の決めたルールを破ってしまったり、普段だったらやらないような危険なポジションを取ってしまう事があります。マーケットが思い通りに動かずイライラしてしまう時は、冷静な判断ができるようになるまで休憩することも大事ですよ。休むも相場という格言もあります。
7. ひとつの銘柄に執着しないこと
市場には色々な銘柄があるので1つに執着しないことが大切です。ありがちなパターンとして、ある銘柄で大きな利益を得ることができたのでその銘柄に執着してしまったり、以前に大損をした銘柄で損失を取り戻そうとその銘柄にこだわってしまったり、といったことがあるとおもいます。取引銘柄と自分とのリズムが合わないと感じたら、勝率が高いと感じられる銘柄を探すのが得策です。
8. 良く分からない銘柄に投資しないこと
誰かがオススメしていたから・・・と、自分が良く分からない銘柄に投資をしないように気を付けた方が良いです。誰かが「~で儲かった。」という理由で良く知らない銘柄をおすすめしてきたときは、その人は儲かっていたとしても賞味期限が切れていることが少なくありません。他人の善意は必ずしも良い方向に動くものではないので投資判断は慎重にするのが鉄則です。
9. 配当金やスワップに執着しないこと
配当金やスワップは基本的にオマケだと考えておいた方が安全です。これらに執着するとポジションの塩漬けの原因になりますし、肝心の銘柄の価格が落ちてしまっては本末転倒です。株式の配当やFXのスワップは水物で大幅に減ってしまう時があります。またこれらが減る時は肝心の銘柄の価格が下落することが通常です。配当金などをアテにする場合は国債などを選ぶと安全です(市場金利が下がると差益も得られます)。
10. 価格に高いと安いはなくタイミングが全て
相場においては値段が高いだとか安いという概念は役に立たず、買うべきタイミングと売るべきタイミングがあるだけと考えるほうが安全です。特定の価格感を持つと投資判断にバイアスがかかってしまい、適切な判断ができなくなってしまいます。例えばそれが過去の上昇相場でそれが有効だったとしても、暴落相場で安いからと買いに向かう事は俗にいう「落ちるナイフを掴む」ような危険な行為になります。
11. 専門家の意見を真に受けすぎないこと
メディアなどに登場する専門家は実際には深い知識をもっていないことも珍しくはありません。発信される情報に耳を傾けすぎると、自分の分析と矛盾した投資判断を行い、結果的に損失を出してしまう事もあります。仮に利益が出たとしても再現性がない取引を行うことは、投資家としての判断力に悪影響があるため長期的にマイナスです。メディアが流す情報は何らかの結果に対してそれらしい理由を後付けしているだけなこともあります。自分で考え分析したうえで投資判断をすることが大切です。
12. 投資の期間を考慮すること
投資期間は、自分がどの程度の期間投資をするかによって異なってきます。短期的な投資と長期的な投資では、投資対象や投資スタイルが異なってきます。投資期間を考慮して投資先を選ぶことが大切です。
13. 投資目的を明確にすること
自分が投資をする理由や目的を明確にすることはとても大切です。例えば、将来のリタイアメントに向けて資産を増やすために投資をするのか、学費や住宅ローンのために資産を貯めるために投資をするのか、というように。目的に応じて、投資先や投資期間、投資スタイルなどが異なってきます。
14. 投資先の信頼性を確認すること
投資先を選ぶ際には、その企業や業界の信頼性を確認することが大切です。過去の業績や将来の見通し、業界トレンドなどを分析し、投資先のリスクや収益性を評価することが必要です。
参考になれば幸いです。
もし他にも教訓が出てきたら追加して行きますね。