こんにちはCantomです。
今回の今週の戦略は体調不良のため休載とさせていただきます。
簡単にですが先週のイベント経過を受けて、僕のメモを下に書いておきます。
戦略構築の参考にしてみてください。
長期の視点
- 失業率の大幅低下を受けてインフレ懸念再燃の可能性は高まった(フィリップス曲線)。
- 1990年前後の日本のバブル崩壊のケースを参考にしておきたい。
- 日本型バブル崩壊の場合は長期にわたるドル高・株安が懸念される。
- 米国の税収減は増税圧力になり結果的にデフレ圧力に転換される可能性あり。
- 米国の銀行危機は住宅価格と債券価格下落のダブルパンチで更に深刻化する可能性あり。
- 銀行の貸し渋りや貸し剥がしが表面化すると長期的な問題に発展する可能性あり(米国経済発展パワーの基礎である借金が難しくなる)
- 引き続き長期投資対象として米国債は魅力的だと考えているが、インフレ懸念が継続することで債券価格は低迷が長期化する可能性あり(テクニカル的には少し買いで入りたい水準)。
短期の視点
- 米国一ヶ月債券の金利は2週間で最大で約80%暴騰しており市場が安定するまでは手を出さないのも良策に見える。
- 引き続きDXY(ドルインデックス)反転の可能性が警戒されます。トレンドが反転した場合は債券・株式・金銀などが総じて下落するリスクあり。
- 金銀の下落をしっかり待てるのであればロングポジションを構築するチャンスが近づいている可能性あり。
- 5月10日発表のCPIYOYに注目してください。インフレ率に過熱感が見られる場合はDXYの反転と上述の資産クラスの下落がトレンド化するリスクが高まります(次回以降のFOMCのタカ派姿勢に市場が自信を持つ可能性が高まります。CME Fedwatchも確認してください。)
- 投資対象としてはインバースETFを検討。ショート戦略を行わない場合はユーティリティのブルETFは長期目線で拾ってみても良さそう。