金融政策が長期金利に与える影響についてもChatGPTに聞いてみた！
こんにちはCantomです。
Cantomの投資理論の再現性について検証をするため、米国FRBの政策の影響についてもChatGPTを使ったテストを行ってみました。このFRBの金融政策へのアジャストメントは僕が基本に据えている経済サイクルを利用した投資手法の要なので、このChatGPTにダメ出しをされたら僕は投資家として失格です。優秀なAIのChatGPTからはどの様な回答が得られるでしょうか？
今回もとても興味深いコミュニケーションになったので参考にしてみてください。
ChatGPTとの実際の会話（英語）
Hi ChatGPT, what happens to the 30 year treasury bond’s yield rate when the Fed stops rate hikes?
When the Federal Reserve stops raising interest rates, bond yields typically decrease. This is because investors will demand a lower return on bonds when the risk-free rate provided by the Fed is lower. This can cause bond prices to increase and yields to decrease. The 30-year Treasury bond is particularly sensitive to changes in interest rates, so its yield is likely to decrease more than that of shorter-term bonds when the Fed stops raising rates.
Can you provide some examples from the past?
I can provide some examples of how the yield on the 30-year Treasury bond has changed in response to changes in interest rate policy by the Federal Reserve.
- During the financial crisis of 2008, the Fed rapidly lowered interest rates to stabilize the economy. As a result, the yield on the 30-year Treasury bond dropped from around 4.5% in 2007 to around 2.5% in early 2009.
- In the period of 2015-2018, the Federal Reserve gradually increased the interest rates. As a result, the yield on the 30-year Treasury bond rose from around 2.5% in early 2015 to around 3.5% by the end of 2018
- In 2020, the Federal Reserve cut interest rate to near zero to support the economy during the COVID-19 pandemic, the yield on the 30-year Treasury bond dropped from around 1.9% in January 2020 to around 1.2% by the end of the year.
It’s worth noting that, these are just examples and the yield on the 30-year Treasury bond is affected by many factors, including economic growth, inflation, and global events.
ChatGPTとの実際の会話（日本語訳）
やぁChatGPT。FRBが利上げをやめたら30年債の利回りはどうなるか教えてくれるかな？
米連邦準備制度理事会（FRB）が利上げを停止すると、一般的に債券の利回りは低下します。これは、FRBが提供する無リスク金利が低下した時に、投資家が債券に低いリターンを求めるようになるためです。そのため債券の価格が上昇し、利回りが低下することがあります。30年物国債は特に金利の変化に敏感なので、FRBが利上げを停止した場合、短期債よりも利回りが低下する可能性が高いです。
過去の事例を紹介してもらえますか？
連邦準備制度理事会（FRB）による金利政策の変更に応じて、30年債の利回りがどのように変化したか、私からいくつかの例を挙げることができます。
- 2008年の金融危機の際、FRBは経済を安定化させるために金利を急速に引き下げました。その結果、30年債の利回りは2007年の約4.5%から2009年初頭には約2.5%に低下しました。
- 2015年から2018年にかけて、FRBは徐々に金利を上昇させました。その結果、30年債の利回りは、2015年初頭の2.5％前後から2018年末には3.5％前後まで上昇しました。
- 2020年には、COVID-19の大流行時に連邦準備制度が経済を支えるために金利をゼロ近くまで引き下げた結果、30年債の利回りは2020年1月の1.9％程度から年末には1.2％程度に低下しました。
なお、これらはあくまで例であり、30年債の利回りは経済成長、インフレ、世界情勢など多くの要因に影響される点には注意をしてください。
最後に
やはり理論通りの結果となりましたね。今回も過去のデータを抽出してくれたので説得力のある回答が得られました。面白いことに政策金利引き上げフェーズに長期金利が上昇したことについても触れています。
Cantomの投資方針としては金利引き上げが完了した場面では債券買いを推奨しているので、ChatGPTの検証でも有効性が認められ合格が得られたという事になります。ChatGPTを利用した理論のテストは有益だと思われるので興味があったら試してみることをオススメします。（ChatGPTはいつまでも無料公開されているとは限らないのでご注意を！）
今回の記事が参考になれば幸いです。
